01:大遅刻

「あー!!!」
朝1番、朽木家に大きな声がこだました。


朽木家の主である白哉は、朝の声の主の部屋を訪れた。
中では「まずい、まずい」や、「絶対に怒られる」などの声が聞こえる。
そのいつもは見せないあわてぶりに少し驚く白哉。
だが、このままにしておくわけにもいかず、意を決して中にいるルキアに聞いてみた。


「ルキア、一体何をしておるのだ?」
すると、ガラッとルキアが出てきた。
いつもの姿とは違い、どこかに出かけるような姿。
それもそうだろう。今日はルキアは非番。
それに昨日、ルキアは町に出かけるといっていた。
だが、そこまで急ぐ必要があるのだろうか?


「あ、兄様!えっと実は寝坊してしまって・・・。今からではもう遅刻に・・・。」
「遅刻だと?昨晩は誰かと共に行くとは・・・。」
「えっ!!あ、いや、その実は、ま、松本副隊長と・・・。」
しどろもどろのルキア。
それに何か感づく白哉。
「もしや、恋次などと一緒に行くのではないだろうな?」
「ち、違います!!だから、松本副隊長と・・・。」
「では、なぜそんなに何かを隠そうとする?」
「ギクッ!!」
「詳しく聞かせてもらおうか、ルキア。」
白哉、シスコ・・・いえいえ、過保護モードのスイッチ入りました。


―1時間後―


「か、海燕殿ぉ〜!!」
やっとのことで白哉から逃れてきたルキア。
だが、もうすでに約束の時間は過ぎている。
と、いうことは・・・。
「おっせぇぞ!!朽木!!」
―デシッ―
脳天チョップがルキアの頭に直撃。海燕さん、キレてます。
「イッ!!す、すいません。寝坊しただけではなく、
兄様に捕まってしまってこんなに遅く・・・。」
「ア〜、あの人につかまったならなあって!寝坊したのか!お前!」
それでこんなに待たせたのか〜。と言えば「すみませんでした・・・」
と、マジヘコみのルキア。
それを見て海燕はフッと笑い、ルキアの頭をくしゃくしゃにする。


「ウッワ!か、海燕殿?」
「ホラ、行くぞ。今日は俺の買い物、付き合ってくれんだろ?」
さっさと行くぞ。と海燕は行ってしまう。
その優しさに少し浸り、ルキアは駆け出す。


「ハイッ!!海燕殿っ!!」


ちなみに、あとで海燕と2人で買い物に行ったことがばれ、
2人して白哉に呼び出されてお説教されたとか、されなかったとか。





後書(と書いて懺悔と読む)
初、お題です!!
それとも海ルキなのか白ルキなのか
判断しにくいものとなりました。
(すいません!)
でも、白哉さんシスコンですねぇ。
過保護と言うか・・・。



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