03:天使と悪魔と神様と死神
さぁ、ここで突然ですが問題です。
「天使」と「悪魔」と「神様」と「死神」
この四つの共通点を、答えてください。
答えは・・・
うるさい親父は、町内会の温泉旅行。
世話焼きの妹達は、修学旅行。
自分の高校は夏風邪大流行で学級閉鎖。
見事に重なって、家に家族はいない。
そんな時は、普通1人っつうのを満喫するんだが、
俺の家ではそうは行かないんだよな・・・。
「ネェーサーンww
今日は、うるさい奴らもいない事なので俺とウハウハしま、「ゴスッッ!!」ジョッ!!」
「却下だ、コン」
「おい、ルキア。コンの奴聞こえてねぇぞ・・・」
「・・・そうか」
(聞いてねぇし・・・)
・・・こいつらが、いるんだよなぁ。
今ルキアは、俺の対策(休みの間静かにさせるため)として手を打っておいた、
「日本雑学全集 2007バージョン!」を読ませている。
こんなんで釣れるかどうか、半信半疑だったが予想以上の効果だった・・・。
まぁ、コンの奴はルキアがいれば別に目立った事しねェから、その点は安心だ。
(さっきの様に殴られはしているが)
「そういや、ルキア。お前課題(学級閉鎖中の)全然進めてねぇだろ。
良いのか?」
「んー、一護のを見せてもらうから、問題はない」
(俺、そんなこと言った覚えないんだけど・・・)
コイツの本の熱中ぶりと、我侭ぶりにため息をつきつつ俺は課題を進めた。
しばらくすると・・・。
「なぁ、一護。一つ聞いて良いか?」
「あー?なんだぁ(どうせ、くだらない事だろ)」
「『神様』とは、なんだ?」
「・・・・ハァ?」
聞き間違いか?
いや、確かに聞いてきたよな・・・。
あーなんかまたコイツに、振り回せられるような気がしてきたんですけど。
「だから、『神様』とは何者だと聞いておるのだ」
「・・・知らないのか?」
「うむ」
多分、今日終わらせようと思ってたこの課題、終わらねぇな。
「『神様』か。そうだなぁ・・・。
んー、現世の人間は「尸魂界」とか「死神」を信じてないのは知ってるよな」
「もちろんだ。お前と会った時も私の事を、信じておらんかったろうが」
「そうだったな・・・。んで、こっちの人間達はまぁ宗教とかでも色々あるが
死後の世界を自分達の想像で作ったわけだ」
「ふむふむ、それで?」
「それで、簡単に言うと善人が死んでいくところが天国で、
悪人が行く所が地獄っつう所で、天国の長みたいなのが『神様』なわけだ」
「なるほど・・。では、『天使』と『悪魔』と『死神』は一体、
こっちではどんな存在なのだ?」
(まだ、聞くのかよ・・・)
早く課題終わらせてぇのに・・・。とか考えてる一護。
だが、彼の願いはルキアには届かない。
「えーと、その三つはだなぁ。
『天使』が天国にいる、『神様』の使いみたいな奴で、
『悪魔』が地獄にいる、こっち側の人間に色々悪戯とかする奴。地獄に住んでるな。
こっちで言う『死神』は字のとうり、死を運んでくる奴だと思われてんだ。
つか、なんでお前いきなり、んな事聞いてきたんだよ?」
ふと、考えるとなんでこんな質問をして来たのか気になった一護。
くだらない事かもしれない、とは思っても聞いてみた。
「ん?実はなぁ、この本の作者がな
『私は天使も悪魔も神様も死神も、本当は一つのモノを指していると思うのですよ。
それは〜〜』と言っているのだ」
「それで,聞いてきたのかよ(やっぱくだらない事だったな・・・)」
その本を買ってくるんじゃなかったかなと思う一護であった。
「いやぁ、しかしこの作者はすごいな!
この者の考えはあっているのだからな!なぁ、一護!」
「・・・ハァ?(本日二回目)」
「だってそうであろう?
ソウルソサイティを信じてない者の死後の世界が、天国や地獄ならば、そこにいる
『天使』も『悪魔』も『神様』も『死神』も、私達、死神の事ではないか。
この作者の言うとおり、この四つの呼び名が指しているのは「死神」の事だろう?」
まぁ、こっちの死神と、本来の死神多少違うし、
地獄に本当に悪人は行くがな。
と言うルキア。
「なるほど、確かにそう考えればそうだよなぁ・・・」
「勉強になっかな?黒崎一護君?」
「あー、ハイハイ。なりましたなりました」
調子にのっているらしいルキア。
「それでは、勉強になった報酬として、黒崎君はキチンと私に課題を見せるように!」
「ハァ?!(本日三回目)何でそうなんだよルキア!
それだったら、説明してやった報酬にお前がやった課題を見せんのが普通だろ!」
「しょうがないだろう、私はやっていないのだからな!」
「威張って言うな、そんな事っ!!」
[
この言い争いは、コンが気が付くまで続いた。
(外が暗くなるまで)
ちなみに、一護はやはりというべきか、ルキアに課題を見せる事になりました。
後書(と書いて懺悔と読む)
以外になかった、ルキアと一護の物です。
でも、このお題はなかなか難しかったですよ。
どんな風にすれば良いのか分からなかったですからねぇ・・・。
まぁ、なかなかの物出来たと思いたいです・・・。
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