02:春の訪れ
春の訪れといえば、貴方ならなんですか?
お花見?春一番?新学期?それとも他の何か?
でも実は、ある人たちにとっての「春の訪れ」は
全然違うものなんですよ。
これはそんなお話です。
春
それは桜舞い、新たな季節と共に新たなことが始まる
言うなれば全てのことに通ずる節目の季節。
春の訪れは、色々な始まりを告げるものでもあるというもの。
しかし、そんな節目の季節に節目とは言いがたい「春の訪れ」を感じている方々が・・・。
「しっかしよぉ、俺たちもよくもまぁこんなに溜められるよなぁ・・・」
両目の下に見事なクマをつくっている、一角。
(ここ一週間ろくに寝てない結果です)
「あのねぇ、それ毎年言ってるセリフなんだけど。もうさすがに僕も聞き飽きたんだけど」
ゲッソリとやつれている弓親。
(こうなると彼は鏡を見る度に絶叫するようになります)
「・・・ツルリン達、二人とも去年もあんな事言ってたよねぇ。
それで喧嘩するんだ・・・って、あーあ、また始まっちゃったよ・・・。
どうするの剣ちゃん?」
暇を持て余して、窓辺でぶらぶらと足を投げ出しているやちる。
(彼女もまた普段の元気の半分もありません)
「・・・・・・」
必死に机に向かい何かを書いている剣八。
(ある意味、一番壊れている人なのです)
・・・何時も騒がしい十一番隊。
だが、今はいつもとは少し違った騒がしさをだしていた。
あるものは遠い目をしていて、ある者達はイライラして殺気だち、
あるものは壊れたかのように頭をかきむしる。
そして、先ほどの二人のように喧嘩を始めるものたち。
だがとうとう・・・。
――ブチッ――
「・・・お前ら、仕事しやがれ・・・」
普段より数倍殺気を含んだ(いつも殺気は出しているのだが)一言で、
さっきまで騒いでいた十一番隊員が全員静まり返り、各々の仕事を再開した。
だが、どうしてここまで十一番隊が何時も以上に危なくなったいるのかというと・・・。
彼らは、全員が全員仕事嫌いです。
仕事はまぁ、いつもサボっているので溜まっていきます。
(他の隊もそれを知っているので、
あまり仕事をこの隊にまわさない様にはしているのだが・・・)
しかも一年中仕事を殆どしないので、
一年分のつけが回ってくるということになります。
最終的には、その一年分の仕事をこの時期に片付けることになります。
(次の年も溜めていくだろうから、さすがに一番隊直々に命令が下る)
というわけで、彼ら十一番隊はこの時期、このような危ない集団となるのです。
(普段が普段、ハイテンションなところなので気味が悪い)
Q、貴方達(十一番隊全員)が
「春が来たなぁ」や「春の訪れ」を感じることはなんですか?
A、「「「「一年分の仕事をしてるときっっ!!!!」」」」
だそうですww
後書(と書いて懺悔と読む)
いやぁ〜、どうでしたか?春のお題二発目。
なかなか書いてて、面白かったものですね(笑)
剣八達はこの後、仕事をなんとか片付け、
魂の抜け殻と化すのが恒例だそうですよ・・・。
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