鬼ごっこ
小さい頃に誰しもがやった事のある、鬼ごっこ。
それは、大人になってからやると、
かなり大人気なく
本気になってしまう遊びである、
・・・・気がする・・・・。
「あー、つっまんねぇなぁ・・・。なんか、面白い事ねぇかなぁ・・・」
ある日の昼下がり、俺は暇で暇でしょうがなかった。
でも、後々この日はもっと忙しければよかったと後悔する事になったんだ・・・。
「ジ、ジン太くん・・・、ちゃんとお掃除しようよぉ・・・。
また、怒られちゃうよ・・・」
「だぁ!うるせぇよ!ウルル!こんなんはなぁ、俺の性には合わねぇの!」
ウルルの奴がうるせぇから、また頭グリグリしてやろうかと思ったその時だった。
あの人が来たのは・・・。
「おうおう、暇じゃなぁ。二人ともw」
「「夜一さん!」」
「よっ!」
いや、よっ!じゃねぇよ・・・。人の店の屋根に上って何してんだよ?
その言葉をなんとか飲み込んだ俺は、夜一さんがニヤニヤしながら降りてくるのを、
ウルルと一緒になんか嫌な予感がしながら見ていた。
「ど、どうしたんですか?店長なら、お店の中で多分お昼寝してると思うんですけど」
「そうだぜ。テッサイだって、夕飯の買い物に出ちまってるし・・・」
「あー、いやいや、喜助はいいんじゃ。
今日は、おぬしら二人にちっとばかし、用があっての・・・」
「「用?」」
その用も気になるけど、
最後に小さく言った「喜助じゃあ面白くないからの」って何なんだよ?
俺達はなんかさせられるのかっ!?
その後、「掃除なんか後でいいんじゃ!」って言う言葉に俺はホイホイと付いていった。
ウルルは渋ってたけど、俺が黙らせて一緒に連れてきた。
夜一さんが案内したのは、近くにある公園。でも、ただの公園じゃない。
規模が恐ろしくでかくて、こんなん公園っていわねぇよ・・・ってな所だ。
しかも、オレンジ頭に、居候、他のアランカル対策にこっちに来ている死神達に
クインシーとか、変な力を持っている女と男までいるし。
(なんだかますます、嫌な予感が・・・)
「おっ、みなきちんと、集まったようじゃな?」
「夜一さん、俺達を集めて何しよってんだ?」
「しかも、死神化させられてるしな・・・」
俺だけじゃなく、他のやつらもこの収集に嫌な予感がしているらしい。
そんな不安をよそに、夜一さんが話し始めた。
「わしがココに皆を集めたのは、他でもない、修行のためだ!」
「「「「「修行?」」」」」
その言葉を聞いて全員が文句やら意見やらを言い出した。
(まぁ、無理もないな・・・。隊長クラスがるんだし、
ここで何が出来るっつうんだか・・・)
「まぁまぁ。落ち着け。わしはただの修行とは一言も言ってないぞ?
今回の修行は『鬼ごと』じゃ」
「へっ?鬼ごとって、「鬼ごっこ」の事ですか?夜一さん」
「そうじゃ、井上。確かに、アランカル対策にしては変な修行かもしれん。
しかしな、鬼ごとの相手はこのわしじゃぞ。なかなかの、修行になると思うがのぉ?」
「なっ、じゃあ俺達はどうなるんだよっ!店番ほったらかしてきちまったし、
俺達関係ないだろっ!」
「そ、そうですよ・・・」
「ん?ぬしらは、一護達と一緒になってにげてもらうからな。
暇でしょうがないんじゃろ?」
他のやつらに聞こえないように、
小声で言ってきたこの人に、俺は絶対に修行する気なんかないと思った。
だって、目がキラキラと耀いていたし。
(・・・この人、絶対に暇だったんだ・・・・)
俺達は、この人の遊び相手に選ばれたんだ・・・。俺はそう直感した。
後書(と書いて懺悔と読む)
今回は前後編。
さぁ、夜一さん企画、「全力疾走鬼ごっこ」(えっ!?
どうなるんでしょうか?(笑)
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