遅刻・早退・仕事サボり・邪魔・うるさい、その他多数…。
三番隊隊長、市丸ギンの被害報告だ。
「もう、我慢の限界だ…。」
「えぇ。これ以上、あの人をほおってはおけません…。」
市丸同盟
「日番谷隊長ー!!只今もどりましたぁー、ってアレ?
どこに行ったんだろ?」
仕事(?)から戻ってきた乱菊は冬獅郎がいないことに気づく。
「んー、隊長が勝手にいなくなるなんて…。どうしたんだろ?」
「吉良。ターゲット、確認できたか?」
「はい。今、四番隊詰め所の近くの廊下を歩いてます。」
ここは五番隊詰め所の屋根の上。只今、ギン追跡中の冬獅郎・イヅルの2人。
どうして2人がこんなことをしているのかというとそれは2月程前にさかのぼる。
2ヶ月前 十番隊
「日番谷隊長!!」
「どうした吉良。そんなに慌てて。」
「どうしたもこうしたもありませんよ!またです!!」
「ハァァ、市丸の奴、また逃げたのか…。」
「は、はい。ここにお邪魔しているかと…。」
「いや、今日はまだ見てない。」
「そうですか…。」
「お前も、大変だな。」
「いえ、日番谷隊長こそ。うちの隊長が来たら、仕事に支障が…。」
「まぁな。」
「「ハァ…。」」
「そうだ。」
「どうかしましたか?」
「あいつが仕事をぬけだしたらどこに行くのか。
それさえ分かればあいつを捕まえるのは容易くなる。」
「そうですよ!!それです!日番谷隊長!!」
「よし、吉良やるぞ!!」
「はいッ!」
と、このような話なわけだ。
「それにしても市丸のやろう。本当に気ままに行動してんだな。
「そうみたいですね。行動がまったく予想できませんね。」
「だが、いくつかの行動パターンがつかめてきたな。」
「はい。仕事を抜け出した後僕達がこうやって追跡した結果、
昼寝→うろうろ→昼食→十番隊詰め所が一番多いパターンですね。」
「そのようだな。」
「じゃあ次はきっと昼食に出かけるはず。
僕はそこで隊長をおさえます。」
「たのんだぞ。」
「ハイ。」
イヅルが消える。ギンをおさえ、残っている仕事を片付けに行ったのだろう。
「さて、俺も戻るか。」
―十番隊詰め所―
「今、戻ったぞ。」
「あ!隊長!どこに行ってたんですか?探して…いませんでしたけど…。」
「そのようだな。」
「そういえば隊長。さっき市丸隊長が来て、隊長あてに
伝言を残して行ったんですけど。」
「なにっ?」
「たしか『僕は捕まらへんよぉv』だって。
どういう意味ですかね?……隊長?」
フルフルと震えている冬獅郎。
それは、嬉しくてだとかそんな生易しい感情ではないだろう。
「あ、あのやろう…。完全に俺達のことをおちょくってやがった…。
いいぜ。お前がその気なら俺だって…。」
その時見せた顔は今までで一番おそろしいものだったという…。
ちなみに、今でもギンは2人の努力もむなしく
毎日脱走しているとか。
市丸同盟に幸あれ。
後書(と書いて懺悔と読む)
さすが、市丸さんって感じですね。
短いけどお気に入りの1つです。
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