一番隊:傷つき傷つけ僕らはゆく

まだ、総隊長が、
総隊長でなかったときの話。


その頃は、まだ尸魂界自体が混沌としていた・・・。


死神はいた。
護廷十三番隊のような機関も確かに存在していた。
だが、そこは今のような規律もなければ、「組織」というよりは、
ただ、死神の力を持つ者達をかき集めただけのようなところだった。


国、四大貴族、その時の「総隊長」と呼ばれていた方が
いまの護廷十三番隊の、尸魂界の基礎を
作り上げようと切羽詰っている頃、
わしは、死んでココにやってきた・・・。

わしは、死んだら楽になれると思っていた。

極楽浄土を信じていたわけではないが、何も考えなくてすむ、
苦しい事がなくなる・・・・。
そう、思っていた。


実際は違った。
わしは現世に思いの残す事がなかったから、
簡単にココにやってきたのだが、
ココも、地獄絵図のような現世となにも変わりはしなかった。


飢えをしのぐ為に物を盗んだ。
殺されたくないから、他人を殺した。
生きていた頃となんら変った事なんてない。
そのうち、生きているのか、死んだのかわからなくなった。


傷ついて、傷つけられて、それでも、絶え間なく襲ってくる
飢え、渇き、死にたくないと襲ってくる他人、そして、
生きていたいと望む「自分」と言う存在に、恐怖しながら、
足を進めるしかなかった。


そうしていくうちに、ふと思った。
(変りたい・・・此処から抜け出したい・・・)


そこで、手を差し伸べてくれたのは、黒い着物を着て刀をさしてる、
1人の「死神」だった。


――お前、変らないか?――


いまも、わしは、変りたいものに手を差し伸べ聞く。
傷つき傷つけた者達の為に・・・。


「お主らも、変りたいか?」




後書(と書いて懺悔と読む)
羽 わけわかんねぇ・・・。
総 うむ、確かに。これは本当にわしの過去かの?
羽 そのつもりなんですが・・・・。っていうか、総隊長!?
総 なんじゃ?今回のお題は、こうして語っていくんじゃろ?
羽 そうですけど!?いるならいるってっ・・・
総 それで?説明はないのかの?(ニコニコ)
羽 説明させていただきますっ!!(怯)

  えっと、総隊長がお亡くなりになったばかりの頃なんですけど、
  簡単に言うと、殺伐とした現世、
  死んでからもなお、変らない日常。
  それに気がおかしくなりそうな時、
  総隊長を死神の世界に入れてくれた人が
  登場!!みたいな感じです。

総 わかりづらいのぉ・・・。
羽 すいません・・・。
  ちなみに、最後の総隊長の言葉は浮竹隊長、
  京楽隊長に向けられたものなんです。
総 それも分かりづらい。もっと、精進せねばな。
羽 うぅ・・・、ハイ、頑張ります・・・。




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