02:2人っきりの隊首室

「隊長〜、終わりませぇ〜ん・・・」
「黙って手ぇ動かせ。元はと言えばお前のせいなんだからな。」
「う〜。そうですけど・・・。こんなん終わりませんよ!!」
「だぁー!!」と言ってまさにお手上げ状態を示すように
両手をあげる乱菊。それを見た十番隊、隊長は
「・・・ハァ・・・。」とため息をついた。
勤務時間過ぎ、今この場には大量の仕事と2人だけ。
その理由は、もともとこんなに仕事はたまっていなかった。
しかし十番隊のトラブルメーカー(十番隊長命名)である、松本副隊長が
ある事をしでかしていたからだ。


それは、


「仕事を溜め込むと、ここまでなるもんなんだな。」


そう、彼女は恐ろしい量の仕事をためていたのだった。
(しかも期限付き)


「だって、めんどうだったんですよ。こんなのやってたら、仕事しか頭にない
仕事人間になっちゃいますよ!!」
「じゃあ俺はもう『仕事人間』だな。俺はもう少し、
お前には仕事人間になってもらいたいがな。」


すでに仕事に手をつけるどころか、見る事さえしなくなって窓の外を見つめている部下に言う。


「聞こえませぇーん。」
「テメェな・・・。」
「あ!!隊長!ちょっとこっちに来てください!」


何を思ったのか自分の上司を強引に窓際へと引っ張っていく。


「なっ!オイッ、松本!!」
「いいからいいから!」


何がどういいんだよ・・・。
そんな呟きが聞こえなかったのか、それとも聞こえていて無視しているのか分からないが
(おそらく後者)とにかく、窓際に連れてきた乱菊。
そして、窓の外には。


「雪・・・だ・・・。」
「でしょでしょ!!初雪ですよ!隊長にも見せてあげたくって!」


にっこり笑う自分の部下。
なんだか、そんな気遣いが嬉しくてしょうがなかった。


「じゃあ松本。」
「何です?」
「仕事、片付けちまうぞ。」
「えぇー!!」
文句を言おうとするのをさえぎり言う。
「もしすぐに片付けられたら、飲みに行くからな。」
「本当ですか!!?」
「ああ。」
やったー!!と叫ぶ部下を見てたまにはこんな残業もいいと思う、十番隊長でした。




後書(と書いて懺悔と読む)
ほのぼのでまとめてみました。
いやぁ、やっぱりほのぼの系を書いていると、なんだか心が落ち着きますよ。
ギャグだと、書きながら笑うときもありますし・・・。
さ、さぁ!次もがんばるぞー!!



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