ある晴れた日の昼下がり。その日はいつもどおりの日で終わるはずだった。
アイツが来るまでは…
独占欲
「はぁ。もうすぐこの仕事も片付きますねぇ。」
「そうだな。」
「これも、私のおかげですか?」
「そうだな。お前がいつもこれだけ仕事してくれればな。」
「うッ!」
そこに。
「どうもー!遊びにきたんやけど。」
「市丸!!」
「市丸隊長!!」
「てめぇ、仕事はどうした?昼休みにはまだ、時間があるぞ。」
「そ、そうですよ!」
「ん〜イヅルに頼んだよぉ。」
「それって押し付けたんじゃ?」
「さぁ?」
しばらくの沈黙の後。
「そんな事は置いといて、乱菊ぅ。」
「ハ、ハイ?何ですか?」
「大福あるんやけど、ボクとお茶せぇへん?」
「よろこんでっ!!」
「おいっ!!松本!!」
お茶をはじめ、話がはずむ2人。
冬獅郎は意地になり2人の会話に入ろうとしない。
10分たち、20分たちもうそろそろでお昼休みになるという頃。
乱菊は冬獅郎が黙々と仕事をしている事に気づき声をかける。
「あ、隊長すいません。今から仕事しますー!!」
と、仕事を始めようとする乱菊を引き止めるギン。
「何するんですか!?」
「ええやないの。十番隊長はんは1人で仕事するのが好きみたいやし。
ボクいい店しってんねん。一緒に行こぉ。」
その言葉にムッとする冬獅郎。
仕事をしていた手を止めすくっと立ち上がる。そしてずんずんと2人に近づいていく。
そして乱菊の手を掴み無理やり立ち上がらせ、またずんずんと歩いていく。
「ちょ、隊長!!」
「今日はお前、きちんと仕事したからまぁ…何ていうかそのごほうびだ。」
「やったー!!!!!!!」
すると、ギンが冬獅郎だけに聞こえるようにボソっとつぶやく。
「何やヤキモチィ?」
そしてくるっと冬獅郎はふりむく。
(それがどうした)
「隊長どうかしました?」
「いや、何でもない。あ、そうだ。
そこ片付けとけよ市丸。」
「えっ!!」
「当たり前だ。それとも吉良を読んできてほしいか?」
「や、やらせていただきま〜す!!」
「ふんっ!!」
「隊長、はやくッ!!」
ヤキモチだと言われようと、コイツを誰かにやる気は無い。
こいつはオレの独占欲。
後書(と書いて懺悔と読む)
うちの中で、十番隊長さんは意外と恥ずかしい事を
さらっと言うんですよ。
それで乱菊さんを困らせるのが大好きな人です。
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